• Gary O. Haase

家族に基づく移民ビザ請願書(I-130 PETITION FOR ALIEN)



この仕事をしていて役得の一つだと思うことは、期待に胸膨らませながら新しい人生の一歩を踏み出そうとしている人たちのお手伝いができることです。

彼らの多くが、アメリカ人と日本人のカップルで、中には、アメリカで一緒に暮らす可能性について検討中、という初期段階の人もいます。


このようなカップルが米国移民ビザ取得のため請願や申請をする際のお手伝いをするのが私の仕事ですが、このように目標を実現し、前向きな成果をもたらすことのお手伝い(請願書の準備など)ができることを嬉しく思います。このような案件を扱う時、私は、「世の中に貢献したい」、「一般市民のお手伝いがしたい」、「地域社会をより良くしたい」と、理想を追い求め、ロースクールに入ろうと勉強していた若いころの自分が戻ってくるような気がします。また、他の法律分野では、弁護士は対立関係が生じる案件を扱わなければならないことが多いのですが、米国移民ビザ申請関連業務では、そのような対立や衝突は生じないことが多く、そういう意味でもこの仕事をさせていただいていることをありがたく思っています。


とはいうものの、米国移民法関連の法律、および、そこに使用されている言葉や表現は、英語のネイティブ・スピーカーや、この法律分野に詳しい人にとっても、時に理解が難しいことがあります。ですので、永住権取得を希望するカップルが、米国の移民ビザ申請手続きに関する法的義務について怖気づいてしまったり、「なぜこのような質問に答え、個人的な情報を提供しなければならないのか」と疑問を抱いたりするのも、理解できます。


以下の3つの文言は、家族に基づく移民ビザ請願書(I-130 Form)の最後に出てくるものです。この請願書は、請願者だけ(つまり米国に親族を呼び寄せたい人)が署名するものですが、結婚による移民ビザ申請を考えているカップルは、できるだけ早い段階でこの文言を読み、双方ともが内容を理解しておくべきだと思います。


  1. 警告:  米国移民局(USCIS)は、請願者が主張する関係について調査し、提出書類の妥当性を検証します。親族関係がビザ取得目的の虚偽のものであることが判明した場合、USCISは刑事訴追を求めます。

  2. 罰則:  移民法が定める規定を回避する目的で婚姻を結んだ場合、法律により、禁錮刑5年以下、または罰金$250,000、もしくはその両方の刑罰が科せられる可能性があります。加えて、婚姻に関する事実について、故意に虚偽の申述をしたり隠したりした場合、あるいは、この請願書を提出する際に虚偽の書類を使用した場合、最高$10,000の罰金または禁錮刑最高5年、もしくはその両方の刑罰が科せられる可能性があります。

  3. あなたの承認:  私は、偽りの場合にはアメリカ合衆国の法律で定められる偽証罪に問われること承知の上で、前述の事柄は真正で事実と相違ないことをここに証明します。また、米国移民局(USCIS)が私の請願内容の適格性を判定するために、私に関する記録の中のいかなる情報をも開示することを許可します。



ゲーリー・ハーズは、カリフォルニア州弁護士会と日本弁護士連合会(外国法事務弁護士)に登録している弁護士です。この記事は情報提供のみを目的としており、法的アドバイスを提供するものではありません。特定の問題については、資格を有する法律の専門家に相談してください。ここに書かれた意見は筆者個人のものであり、いかなる法律事務所または行政機関の見解や意見を反映するものではありません。

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